6330 伊王島灯台
初点:明治4年7月  国際番号M5194

読み:いおうじま 場所:長崎市伊王島

慶応二年、幕府がアメリカ、イギリス、フランス、オランダ4カ国との間で締結した改税条約(江戸条約)で
設置を約束した8カ所の灯台の一つです。「灯台の父」と呼ばれるリチャード・ヘンリー・ブラントンの設計により、
明治3年6月に仮点灯、翌明治4年7月に日本最初の鉄造灯台として完成点灯しています。

その後長崎原爆により損傷を受け、昭和29年に四角形の鉄筋コンクリート造(ドームは建設当時のもの)で
修復、平成15年に現在の六角形の姿で再建されています。


隣接する「伊王島灯台旧吏員退息所」は同じブラントンの設計で明治10年に完成しています。
日本最古の無筋コンクリート構造で、近代化産業遺産に登録されています。

白亜の大きな灯台と洋館の姿は、西洋文明の入口であった長崎の景観に美しく溶け込んでいます。


 





プレート


北面


旧灯台基礎跡



とても大きな灯台です。


燈光会案内板


灯台と日本最古の無筋コンクリート造の退息所


初代灯台の初点は明治三年六月となっています


平成20年経済産業省 近代化産業遺産登録



美しい洋館で、この退息所の設計もブラントンです



地図