6370 口之津灯台  現存する明治のレンガ造り灯台
初点:明治13年5月
読み:くちのつ 場所:長崎県南島原市口之津町
熊本県天草市の鬼池港との間をフェリーでつなぐ港町の入り江にあ灯台です。 明治の時代、福岡の
三池炭坑で生産された石炭は、口之津港まで帆船で運搬され、ここから中大型船で主に海外へ輸出されて
いきました。その中継点となった口之津港への道しるべとして明治13年に築造されています。
このホームページで紹介している灯台の中でも有数の歴史を持つ灯台です。
近代日本の礎となった石炭産業、その盛衰を静かに見届けながら、現在もなお建設当時の姿で
船舶の安全を見守る灯台です。
下のプレートも築造当時のままで、130有余年の歴史を刻んでいます。
なお、口之津灯台は海上保安庁の保存灯台Bランクに位置づけされている灯台です
 


「ILLUMINATED 10TH MAY 1880」
プレート




レトロな灯器

 

横から、煉瓦造りの模様がよく分かります。



熊本天草の鬼池港と長崎南島原の口之津港とを結ぶフェリーからの遠景








光源はまだLED化されておらず、やわらかい暖色のある光です。

地図