6363 五通礁灯標  明治初点の灯台
初点:明治37年3月
読み:ごつうしょうとうひょう 場所:天草市五和町
早崎瀬戸(長崎と天草下島の間)に位置する県境の灯標。早崎の瀬戸は島原湾の入口で、熊本・佐賀・長崎
三県にまたがる有明海の要衝です。大型船が往来するこの場所を明治の時から航海の安全を見守る
五通礁灯標は、急流のように流れる潮にあらわれながら、しっかりとその役目を果たし続けています。
なお五通礁灯標は、改築を重ねていますが、海上保安庁の保存灯台Dランクに位置づけされている灯台です
 



プレート

 

常に潮の流れは速く、近づくことも容易ではありません。明治時代からこの灯標に明かりをともし続けてきた先人の
苦労が忍ばれます。航路標識としては「北方位標識」、灯台の北側に可航水域があることを示します。



 通詞島からの風景、左の赤い灯台は「小亀岩灯標」、右奥に小さく「五通礁灯標」を望む。

地図